情報時代に入ってから、特にインターネットが普及してから世界情勢や社会変化が早くも皆の知るところになりました。そのお陰で多くの人は、世界が画期的な変化を迎えようとしていることに気づいています。政治、経済、学術などの各分野の指導者層の交流促進を目的としている世界経済フォーラムは、将来に備えてグレート·リセットという革命的な計画を立てています。このグループは今の時を見分けようとしていますが、キリストが呼びかけていることとは違います。
世界経済フォーラムの場合は、経済を中心に人間的な思いと力で計画を立てて進めていますが、キリストは信仰の目で見分けるように求めています。すなわち、天地万物を創造されて治めておられる主なる神、人類の歴史を通してご自分の救いの計画を確実に進めて完成される主なる神を信じて、聖書と預言を通して示されたみ心を念頭において世界の情勢や社会の変化を見極めて、今の時はどんな時かを見分けることです。
信仰の目で見分けると、世界経済フォーラム自体とその働きは時のしるしです。人間が創造主を無視して傲慢になってあらゆる問題を全く人間の思いと力だけで解決しようとする心の現れです。しかも今まで「キリスト教国」と言われていた、キリストへの信仰がその文化の根底にあったヨーロッパとアメリカがその中心になって、キリストが来られて私たちの救いのため十字架の上で命を捧げて復活されたことを無視して「神の国」ではなく「人間の国」を立てようとしています。人間の傲慢で欲張りな心の当然な結果として戦争や騒動や経済危機などが起こります。聖書が示しているように、主なる神は人間の強情を砕くために自然災害を含む災害で懲らしめますので、私たちが生きている今の時はそのような時です。
そうだとすると、何よりも回心に務めるべき時です。それは自分自身の回心に務めると同時に全ての人の回心のために祈ることです。どうやって回心するかとよくわからない人に一つ具体的な提案ができます:赦しの秘跡を大切にして下さい。時間をかけて祈りのうちに良心の究明のための資料をゆっくり読んで思い巡らして、悔い改める決心をして心から罪を告白して赦しの秘跡を受けたら大きな恵みになります。本気になって信仰を深めようとする人は必ず赦しの秘跡を大切にします。