共に聖霊の助けを祈り求め、共に聖霊のうちに歩もう

 

「エルサレムにいた使徒たちは、サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞き、ペトロとヨハネをそこへ行かせた。二人はサマリアに下って行き、聖霊を受けるようにとその人々の為に祈った。人々は主イエスの名によって洗礼を受けていただけで、聖霊はまだ誰の上にも降っていなかったからである。ペトロとヨハネが人々の上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた」使徒言行録8章14節~17節。

 

聖書はこうして初代教会の「堅信式」の様子を伝えています。大船教会では今月の24日に使徒の後継者である司教を迎えて、うちの教会の18人の上に手を置いて聖霊を受けるように、堅信式を行います。この18人が聖霊を豊かに受けるように祈りながら、この堅信式が私たち皆の為に洗礼と堅信の恵みを新たにする機会になるように祈りましょう。

 

と言うのは私たちは「共に祈り、共に歩もう」としていますが、それは横浜教区の「交わりの教会を目指して」いる歩みの中での歩みです。この歩みは組織や計画だけの問題ではないと、梅村司教様が説明しています。

 

「罪びとの教会ゆえ、教会は絶えず悔い改めと回心をもって刷新されなければなりません。その意味で、組織·制度の改革よりも意識の変革を優先させなければならないのです。愛における交わりと一致をいまだ十分に生きているとはいえないという謙虚な反省なくして『交わりとしての教会』の実現は望めません。組織·制度も含め教会のあらゆる改革は、信仰の刷新という土台のうえになされてこそ、はじめてその実りを期待することができるのです」横浜教区における改革の基本方針 p. 2。

 

「わたしたちが三つの使命にあずかるといった時に、信仰に促されてというところがないと本来的でないし、また長続きもしないと思います。活動だけでなく信仰を育てる手立ても同時に考えていかねばならない、ある意味では霊性を深める、そういったことも考えていかなくてはならないと考えています。信仰を育てる、霊性を深めるといった時に三部門の活動に直接つながらないかも知れない。でもそこが抜け落ちてしまっては土台を欠くことになるのではないかと思います」第一回教区懇談会「教区長の時間」p. 14。

 

「回心」「意識変革」「霊性を深める」と言ったら、やはり聖霊の助けがなければ私たちにはできないことです。益々み心にかなう教会になるように、共に聖霊の助けを祈り求め、共に聖霊のうちに歩みましょう。