祈りのマラソン

教皇フランシスコの呼び掛けに応え、5月中に世界の教会で「新型コロナウイルスの世界的流行の終息を願うロザリオの祈り」がささげられました。

イエスの祈りにいつもより頼む

 

「イエスの私たち一人一人のための愛と祈りはとどまることを知りません。それどころか、強くなるばかりで、私たちはイエスの祈りの中心にいるのです」と教皇フランシスコは強調する。

 

「このことをいつも忘れてはいけません。イエスは私のために祈ってくださっている。いま御父の前で祈っておられ、ご自分の負われた傷を御父に示されているのです。御父に私たちには救われる価値があることを見ていただくためです。そして、それはイエスが私たちに抱いておられる愛なのです」

 

ペトロの信仰告白や主の変容といった福音書の中の他の場面についても教皇は思い起こし、「イエスの使命の中で訪れた大きな転機の前には、いつも祈りがありました」と指摘した。

 

教皇はこう付け加えた。イエスは「私たちに、ご自分と同じように祈ってほしいと願っておられるだけでなく、私たちに約束されています。たとえ私たちが祈りのうちに願ったことが全くむなしく、無駄なことに思えたとしても、私たちはいつでもイエスの祈りにより頼むことができるのです」。