主イエスは復活された アレルヤ

司祭  アルフレッド・バーク

 今年は4月5日が御復活祭です。兄弟のユダヤ人たちは、先祖たちがエジプトでの奴隷制度から解放された神の偉大な救いの恵みを祝っていますが、わたしたちキリスト信者は同じ時期に、神様がわたしたちを永遠の罰から救い出したことを思い起こして、深く感謝しています。

 ユダヤ人たちは子羊をほふって、その血を家の入口に塗ったおかげで、「滅びの天使」がそこに入らずに過越しました。血が塗っていないところには「滅びの天使」が入って、長男のいのちを奪い取りました。わたしたちキリスト信者は、十字架で流されたイエスの血によって救われています。イスラエル人がエジプトを脱出したのは紀元前1200年頃ですが、主イエスがわたしたちの罪の贖いをなさったのは、約2000年前でした。イエスは十字架に釘つけられたとき、最後の祈りとして、「父よ、彼らを赦してください」と言われました。その言葉において、わたしたちの自己中心的な態度と行いの赦しを読み取ることができます。主イエスはそこまで寛大な方です。

 今年の御復活祭において、わたしたちは大きなたまものを受けます。今年入信式を受けるのは13人です。男性は5人で、女性は8人です。これは神様のプレゼントです。(5人の男性の中の2人が戸塚教会の方、奥様たちが戸塚教会の熱心な信者です。離れることは悲しいですが、その2人が戸塚教会に移っても、ミサで御聖体拝領した時、キリストにおいてその2人に新しく出会います。)

 復活祭の頃、桜の花が咲いているでしょう。美しい花はイエスの復活をわたしたちとともに祝います。わたしたちの日常生活が楽しくなるでしょう。