待降節と聖母マリア

クリスマスカードには幼子イエズスを抱いている聖母の姿がよくあります。でも聖母マリアはクリスマスだけではなく、待降節を代表する方でもあります。旧約時代における主なる神の救いの計画は全てキリストを遣わす準備をする計画です。

 

準備は聖母マリアにおいて頂点に達しました。待降節の間に祝われている聖母の無原罪のおん宿り(12月8日)はその最終段階の始まりです。救いの計画は原罪のすぐ後で始まりましたが、聖母マリアが原罪なしで宿られたことによって救い主イエズスの到来を妨げている最後のものが取り除かれました。そして日本ではあまり知られていないと思いますが、待降節の間にグアダルぺの聖母の記念日(12月12日)もあります。1531年に聖母マリアはメキシコの先住民族アステカの一人に現れました。そのアステカ人の外套に、現代化学も説明できない程不思議な、自分のイメージを残しました。そのイメージはアステカ人の心に訴えるものだったので、10年の間におよそ1千万人のアステカ人がキリストを信じて洗礼を受けました。そのイメージは妊娠中の聖母マリアのイメージで、全て救いを待ち望んでいる人々に希望を与える姿です。

 

現代にも希望が、特に罪びとの回心と世界が平和になる希望が必要です。ファティマで聖母マリアはとても具体的にその回心と平和の恵みを求める方法を教えました。それは「初土曜日」の信心です。すなわち、五回続けて、月の最初の土曜日に:告解して赦しの秘跡を受けること、ごミサに参加してご聖体を受けること、平和と罪びとの回心の為にロザリオを一環となえること、そして聖母マリアが受けている冒涜のつぐないとして、十五分間聖母マリアと一緒にロザリオの全ての神秘を黙想することです。毎月の最初の土曜日に14:30から15:30までの祈りの時間を設けています。始めにご聖体を顕示して、ご聖体の前でロザリオと黙想の時間を持って、終わりに聖体賛美式を行います。その間、私は納骨堂の前室にいます。だから、参加者が主日のごミサに参加してご聖体を受けたら、信心の四つのことができます。したいけど、都合がつかない方は朝のごミサに参加してもいいし、赦しの秘跡を初土曜日の前後に受けてもいいです。