図書室より 新着本情報(9月)

 

9月に図書室に入った新刊図書をご案内します。

*コロナの世界を生きる  教皇フランシスコ  PHP研究所(2021年 8月)

世界中が困難に直面しているコロナ禍の今、教皇様はなんとおしゃっているのか。一番聞きたい言葉は指導者パパさまのメッセージかもしてない。そして想像以上の、厳しくも温かい希望の言葉が語られた。

パンデミックの危機は私たちの心を剥き出しにし、社会の矛盾を炙り出す。しかしまた危機は新しい未来を作るチャンスをもたらす。そのために私たちは何をするべきか。「社会と時のしるしをよく見て」、「判断してより良い道を選び」、そして「行動する」。しかし、どうやって。

「神を信じることで、私たちは識別を通じて連帯を育みながら、勇気を持って前進することができます。そうすれば、神が私たちに抱いている夢と行動への道筋を見いだし、それを実現することができるのです。」

 

*文語訳聖書を読む 名句と用例  鈴木範久  ちくま学芸文庫

日本の文語訳聖書は1880年(明治13年)の初版以来、1世紀以上にわたって愛読され、日本人の言語生活に深く浸透している。日本の文学、新聞、論文、エッセイなどで使われた聖書の名句を取り上げて、それらが教会の枠を越えて、日本人の精神生活や表現生活をどれだけ豊かにしてきたかを探る。格調高い文語の調べをお楽しみあれ。

 

*聖母の美術全史  宮下規久郎  ちくま新書

- 信仰を育んだイメージ

もっとも古いマリアさまの絵は、キリスト教公認以前の古代ローマ時代のものだという。美術品である以上に信仰の対象であった聖母美術(イコン、絵画、モザイク、彫刻)を、中世から現代にいたる様式の変遷と、信仰のあり方を交差させながら追いかけていく。宣教師たちが世界中に運び、その土地の様式と混ざり合った各地の聖母絵画も興味深い。図版が300枚以上。

 

*【DVD 】すべてのいのちを守るために ~教皇フランシスコ 来日の軌跡~

DISC 1 来日ドキュメンタリー:教皇ミサと訪日に向けた歩み、テーマソング

DISC 2 教皇メッセージ集:長崎、広島、各地の集いでの説教