図書室より 新着本情報(12月)

 

12月に図書室に入った新刊図書をご案内します。

教皇フランシスコに聞く 召命の力  インタビュアー:フェルナンド・プラド  サン パウロ

― 今日の奉献生活

クラレチアン宣教会出版の編集長であるプラド神父が、バチカンの聖マルタの家に教皇をたずね、奉献生活についてインタビューを行いました。打ち解けた雰囲気のなか、教皇さまは率直な言葉で第2バチカン公会議以後の修道生活の刷新と危機、現代における問題点を語ります。奉献生活における成熟と教育について、イデオロギー化や機能主義、勝利主義、俗化の誘惑について、基礎となるべき「清貧」「祈り」「忍耐」。「奉献生活とはイエスへの一途な情熱によって、愛するイエスの呼びかけを完全に生きること」等々。

 

たとえ話で祈る  ホアン・カトレット  サン パウロ

たとえ話といってもイエスさまの語られた話ではなく、世界中から集められた寓話や小ばなし。詩的で、具体的な言葉のほうがより深く心に入り、主キリストと対話するにあたっても、実りある祈りの助けとなるという黙想指導の体験から編まれた。ひとつひとつの話から一冊の絵本が書けそうな話が64話。話の終わりに黙想の助けとなる聖書の一節が付けられている。

 

だから私は、神を信じる  加藤一二三  日本キリスト教団出版局

洗礼をうけて50年、信仰によって支えられてきた将棋人生。

「私は神さまが生きて働いていらっしゃることを強く感じます。」「イエスさまが弟子たちとともに歩まれたように、神さまはいつも私と共に歩んでくださっていました。」これは全編信仰告白であり、信仰への案内の書。信者でない人にも読みやすく、用語解説も親切。

 

たいせつなきみ ストーリーブック 全6話  マックス・ルケード  いのちのことば社

親方エリに作られた木ぼり小人のウィミックたち。その小さな村の中にも世の中の風潮は押し寄せてきます。優劣を競ったり、レッテルを張ったり、流行に染まったり、そのたびに親方はひとりひとりが大切な存在であることを暖かく教えてくれます。6冊の絵本の話を一冊にまとめた単行本。もちろん絵本と同じ挿絵入り。

 

【絵本】いつも ぎゅっと そばに  マックス・ルケード  〔絵〕イヴ・タルレ  女子パウロ会

前述の本と同じルケードの新刊絵本。大人も子どもも、こんなに繰り返し、繰り返し「きみは とっても たいせつなんだ」「かみさまは いつも きみを みていて くださるんだよ」と言われたことはないかもしれない。オリジナルの英語付き。日本語では「せかいじゅうで たった ひとりの きみ」だが、英語ではGod made you like no one else.と「神」という明確な主語が使われている!