図書室より 新着本情報(3月)

3月に図書室に入った新刊をご案内します。

  • 【影絵】「アシッジの聖フランシスコ」 藤城清治  女子パウロ会
    21年の歳月をかけて完成した藤城影絵の集大成。

  • 「教皇フランシスコのことば365日」 M.パッパラルド編  女子パウロ会
    一日にひとつ、説教や講演会からの抜粋が1ページごとにまとめられている。毎日の黙想やわかち合いに使える日課集。

  • キリスト教とは何か⑦「殉教ところびをこえて」 粕谷甲一  女子パウロ会
    タイムリーに映画の『沈黙』封切の年に出版された本書では、遠藤周作の作品を『沈黙』『銃と十字架』『深い河』とたどりながら、殉教の神学が語られる。殉教とは信念の強い人の業ではなく、自分の弱さを知っている人間が、上からくる賜物である信仰に「責め苦のなかにおいても主の力によって守って下さい」とより頼み、死を甘受する受け身の行為だという。

  • 「人生の踏絵」 遠藤周作  新潮社
    講演集:「人生にも踏絵があるのだから」、西洋のキリスト教文学案内、「強虫と弱虫が出会うところ」「本当の『私』をもとめて」。重い内容ながら軽妙な語り口に会場はしばしば笑いにつつまれている。

  • 「神の慈しみの島 東ティモール」草の根医療チームの記録  亀崎善江  女子パウロ会
    1991年から2001年にかけて東ティモールを14回訪れた聖母訪問会の医者であるシスター亀崎と医療チームの記録。インドネシア軍の弾圧、そして独立という激動の時期に、病気と貧困に苦しむ人々を援助する活動が続けられた。玉縄の修道院にいらした故シスター野口の話も出てきます。

  • 「プリズム」現代の人々に贈る黙想集  キアラ・ルービック フォコラーレ
    ルービックはフォコラーレ運動の創始者。早くも1943年からエキュメニズム(教会一致)を提唱していた。シノドス(世界代表司教会議)に信徒代表として参加している。