2017年度の大船教会の年間テーマについて

昨年のテーマは、特別聖年に因んで「神の慈しみ」でした。今年のテーマは、ファティマの聖母出現100周年、宗教改革500年にあたり、

 

 「回心と証しする信仰」-私を平和の道具としてください-

 

といたしました。

 

 

ファティマの聖母の出現は、現代社会が戦争によって人類滅亡に至る危機にあることを人々が気付き、互いに回心し、平和を祈念することを求めています。

 

宗教改革は、キリスト者の分裂ではなく平和と一致を実現することを現代の私たちに求めていると言えます。私たちが主キリストに立ち返り、主に従い、信仰を証しするよう努めたいと思います。

 

世の中では資本主義の功利社会から脱却して、共助あるいは共生の社会を求める機運が高まっています。私たちにとって、主に立ち返り、証する信仰を強めることは喫緊の課題です。

 

私たちは、証しする信仰を使徒パウロの信仰やキリシタン時代の信徒組織(コンフラリア)や慈悲の組(ミゼリコルディア)などから学ことが出来ます。また、アシジの聖フランシスコの平和の祈り「私を平和の道具としてください」やマザーテレサの祈り「主よ、私をお使いください」からも学ぶことが出来るでしょう。

 

現代社会において、私たちが身近な地域社会に目を向けて「証しする信仰」を強めることが出来るよう主に祈り、実践いたしましょう。

 

最後に、2017年度テーマ案に応募してくださった方々に感謝いたします。